FFGR Japan · 日本
Sapporo
Snow Festival & craft beer capital
至高の紀行
札幌は日本の偉大な北の都でございます。明治の世に堂々たる碁盤の目で設計され、いまも開拓の都らしいおおらかさを失っていません。この街を定義するのは雪——ひと冬に数メートルが降り積もります——けれど街は季節を軽やかにまとい、大通公園の長い緑のリボンと、ラーメンのカウンター、ジャズの灯る酒場が大路を温めています。北海道の農場と漁港が支える食卓は、日本でも並ぶもののない豊かさでございます。積丹の海の雲丹、毛蟹、炭火で焼かれる羊肉。すすきのの窓辺でウイスキーを片手に、行くべき場所など何ひとつないまま、降る雪を眺める——それは格別の愉しみでございます。
羽田と新千歳を結ぶANA・JALの便は、ほぼ一時間ごと——世界でも有数の往来を誇る空の道で、飛行時間はおよそ一時間半でございます。新千歳へのプライベートジェットのチャーターも、同じように容易に手配が叶います。お着きになれば、FFGRのショーファーがゲートでお迎えを——白手袋に、静かな一礼。レクサスLMまたはトヨタ・アルファードが、道央自動車道を四十分、街へとお運びします。冬の車はスタッドレスタイヤにチェーンを常備し、お乗りになるずっと前から、車内は温められております。街は、穏やかにやってくるのでございます。
二月、さっぽろ雪まつりが大通公園を、彫られた氷と光の大路に変えます。もっとも美しいのは夕暮れどき——その後の晩餐は、札幌をひとつの美食の都に押し上げた鮨やフレンチの厨房で。春は遅く、そして一度に訪れます。円山公園の桜が咲くのは五月の初め、日本のほかの土地がとうに春を終えたころでございます。藻岩山のロープウェイは夜景を、余市のニッカウヰスキー蒸溜所は、海沿いを西へたどる気軽なショーファードライブを差し上げます。夏には二時間先に、富良野のラベンダー畑が。札幌は、急がぬ方にこそ報いる街でございます。私どもはただ、エンジンを温めてお待ちするだけでございます。
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